大麦(麦ご飯)がダイエットに良いと評判ですが、一言で大麦と言っても、押し麦、米粒麦、もち麦と何種類かあります。

ダイエットにはどれが最適なのか、また私がそれを選んだ理由について述べてみたいと思います。

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もち麦と米粒麦と押し麦

市販されている大麦には、大きく分けて

押し麦
米粒麦
もち麦

の3種類があります。このうち、押し麦と米粒麦はどちらも「うるち性」の大麦で、もち麦は「もち性」の大麦という違いがあります。

押し麦と米粒麦は加工法の違いです。

押し麦

押し麦というのは、精白した後に一度蒸してローラーで押しつぶしています。平べったくすることによって水を吸収しやすくしているのです。

外食などで通常「麦ご飯」と言った場合は、普通この押し麦が使われています。

七分づき押し麦

さて、押し麦の中でも、「七分づき押し麦」というものがあります。七分づきというのは、外皮(糠)を完全に精白してしまわずに、七割だけ精白し、三割は残したものです。

外皮(糠)を残すことによって、食物繊維ビタミンB1などの栄養価が高くなっています。

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ただし、玄米と同じで、外皮(糠)を残している分、精白したものに比べ、食感やにおいを気にする人もいます。

米粒麦

米粒麦は、精白した麦を蒸さずに麦粒の真ん中の筋に沿って半分に割ったものです。こうすることで、見た目も食感も米に近くなります。それでこう呼ばれているのですね。

もち麦

上の2種類の麦は「うるち性」ですが、このもち麦はその名の通り「もち性」です。

米にも「うるち米」「もち米」とあり、うるち米は通常のご飯、もち米は餅やおこわに用いられます。

うるち性ともち性の違いは、含まれるデンプンの違いです。米や麦に含まれるデンプンには「アミロース」と「アミロペクチン」の2種類があります。

アミロースとアミロペクチンの違いとは

うるち性は、アミロースが2割、アミロペクチンが8割くらいの比率なのに対し、もち性はほぼ100%アミロペクチンです。

アミロースに比べ、アミロペクチンは非常に粘り気の強いデンプンなので、もち性のものには粘り気があるのですね。

うるち性の大麦に比べ、もち麦は「プチプチ」「もちもち」した食感で、米に近くて食べやすいと考える人もいます。

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押し麦、米粒麦、もち麦の栄養価その他の比較

さて、気になる押し麦、米粒麦、もち麦の栄養価を比較してみたいと思います。参考のため白米・玄米の栄養価も掲げています。

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水溶性・不溶性というのは、水溶性食物繊維・不溶性食物繊維の内訳です。

食物繊維の効果、水溶性と不溶性の違いについて

もち麦以外の品目は、すべて日本食品標準成分表(文科省)からの数値です。もち麦に関しては、残念ながら掲載されていないので、セブンプレミアム 冷めてもおいしいもち麦 800g 【2個セット】のメーカーによる成分表示によっています。

これを見るともち麦の食物繊維の量が抜きん出ていることがわかります。玄米の4倍以上ですね。

また、たんぱく質もかなり豊富で、米に比べてカロリーもわずかですが低めです。

以上の成分比較から、押し麦や米粒麦よりももち麦の方が、ダイエットに関しては、より高い効果を期待できると考えられます。

いい事ずくめに見えるもち麦のたった1つの弱点とは

いい事ずくめに見えるもち麦ですが、弱点がまったくないわけではありません。

それは「価格が高い」ということです。

ネットでいろいろ調べたのですが、押し麦は安くて1kgあたり2~300円前後、米粒麦は400円前後で買えるみたいです。

一方、もち麦は安いものでも、1kgあたり7~800円前後くらいのようです。

原産国を見ると、アメリカ産やカナダ産が多いようで、輸入のコストなどもかかっているのかもしれません。また、国産にこだわる人には、この点もネックになるでしょうね。

普通のお米が1kgあたりで400円前後なのを考えると、現時点ではもち麦はかなり高級品であると言えます。

米にちょっと混ぜるくらいなら気にならないかもしれませんが、例えば米:麦=2:1とか1:1のような高配合で食べたい人には、お財布に厳しいかもしれません。毎日2食、3食と食べるものですからね。

私のオススメは七分づき押し麦

そういうわけで、私は上にも挙げた「七分づき押し麦」を利用しています。七分づき押し麦だと、安いものなら1kgあたり3~400円前後で手に入ります。

また、七分づき押し麦だと、食物繊維はもち麦に比べて少ないですが、それでも100グラムあたり10.3グラムと高水準です(もち麦は12.9グラムくらい)。

さらに、七分づき押し麦はタンパク質も極めて豊富で(10.9グラムでもち麦9.5グラムより多い)、運動して筋肉もつけながらダイエットしていきたいと考えている人には、最適と言えます。

七分づき押し麦(大麦)+玄米の栄養価がスゴい!ダイエットが加速したよ

ちなみに私が買ったのはこちらです。10kgとかなり大量ですが、送料(本州500円)含めて1kgあたり380円程度(2016年12月20日時点)で、私が調べた限り一番安かったです。

最初はお試しで

とは言え、いきなり麦を5kgも10kgも買うのはリスクがあります。においや食感や見た目がどうしても受け付けない、という人はやはりいます。

なので、安いからといきなり大量に買うのではなく、数百グラム~1kg程度の少量のものから試してみるのがよいと思います。

それで完食できるのであれば、口に合うということですから、もっと安く大量に買っても大丈夫でしょう。

こちらはAmazonの合わせ買い対象ですが、他に買い物がある人は、ついでに買うと1袋(1kg)だけを安く(455円)で入手できます。もちろん5kg買えば他の物を買う必要はありません(2016年12月20日時点)。

まとめ

食物繊維(βグルカンなど)を豊富に摂りたいならもち麦がベストですが、価格が高いというデメリットがあります。

そのため、普段食べる量や金銭的な余裕などで、チョイスが変わってきます。

お金に糸目を付けない場合、もしくは少量混ぜるだけの場合なら、もち麦を選ぶのがベストでしょう。

お金のことも気になる場合、もしくは毎日たくさん食べる場合なら、七分づき押し麦がベストになると思います。

七分づき押し麦(大麦)+玄米の栄養価がスゴい!ダイエットが加速したよ

また、人によっては、口に合わずに食べるのが苦痛になる恐れもありますので、最初は少量のものから試すのがよいでしょう。

身体は食べるもので出来ています。食べるものを変えれば身体も変わっていくのは本当です。特に主食は一番たくさん食べるものですから、長い目で見て大きな違いが出てきます。思い立ったら即試してみることを強くオススメします。

あと、個人的な感想ですが、麦の食感は米ともまた違っていて美味しいですよ!

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