ジョギング、筋トレ、ブログ更新…せっかく習慣として根付いたのに、いつの間にか遠ざかってしまったことはありませんか?

一度やめてしまうと、新しく始めるよりも、再開するのが一層おっくうに感じがちですが、その理由は何なのでしょうか?

やめてしまった習慣を再開するには、まずその理由を知る必要があります。

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習慣が途絶える理由

私たちが、「習慣が途絶えてしまった」と言った場合、主に二通りの可能性が考えられます。

1.そもそも習慣にはなっていなかった
2.本当に習慣になっていたが、環境の変化によってできなくなった

それぞれ見ていきましょう。

1.そもそも習慣にはなっていなかった

まず、1つの可能性として、途絶えてしまった行動が、そもそも習慣と呼べるレベルで定着していなかった場合があります。

ある行為を習慣にするのに、21日かかるという説や、30日かかるという説など、さまざま言われています。

最も簡単な部類の行動である「毎日コップ1杯の水を飲む」という程度のことでも、習慣化するには最低3週間はかかると言われています。

つまり、どんな簡単な習慣であっても、1週間や2週間程度で定着するものではないのです。

三日坊主、なんて言葉がありますが、例えば「毎日読書する」と決めたけれど2週間程度続けてやめてしまった、という場合でも同じです。それは習慣が途絶えたのではなく、そもそも習慣化していなかったのです。

この場合は、「途絶えた習慣を再開する」ではなく、「習慣が根付くまで続ける」ことが目標となり、別の問題になります。

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2.本当に習慣になっていたが、環境の変化によってできなくなった

「習慣が途絶えた」という場合は、普通こちらを指します。

習慣というのは、なかなか根付かない代わりに、一度根付くと非常に強力で、どんなことがあっても継続しようと、意識ではなく身体のレベルで反応するようになります。

私たちのほとんどが、物心ついた頃から何十年もずっと続けていて、普段はそれが習慣であることを意識すらしない根強い習慣として、朝の洗顔やハミガキがあると思います。

これらの習慣は、何かのきっかけ(目覚まし時計が壊れていて朝がバタバタだったなど)で、うっかり忘れる日はまれにあるかもしれません。

しかしそれでも、これらの習慣を1日さぼり、2日さぼり、3日さぼり…1週間さぼり続けていつの間にかやらなくなった、なんてことはほとんど考えられません。

一瞬途絶えたとしても、本能に近いレベルで、これらの習慣は継続していくはずです。

また、これは洗顔やハミガキのような基本的な習慣でなくても、ジョギングやジム通いやブログのような習慣でも同じことです。

これらの習慣も、1年、2年と続けば、やはりハミガキと同じレベルで「やらないと気持ち悪くてしょうがない」と本能で感じるようになります。

ですので、何かのきっかけで2、3日やらない日が続いても、強力な形状記憶合金のごとく、すぐに元の習慣に戻ることができます。

しかし、それほど強力に根付いたはずの習慣でも、失われてしまう場合があります。

それは、仕事やプライベートの環境が変わり、習慣の継続を断念せざるを得なくなった場合です。

たとえば仕事なら繁忙期に入ったとか、忙しい部署に配置換えになったとか、シフトが変わった、などです。

配置換えになった結果、残業が増えて、帰宅が遅くなり、ブログを更新しようにも精根尽き果てていて、その気力もない。そして、ブログを1日、2日、3日…1週間、2週間と更新しなくなり、いつのまにかブログの習慣が失われてしまった。

こういうケースは実に多いです。

さらに不幸なことに、こうやって一度途絶えてしまった習慣というものは、たとえ長年続けていたことであっても、復活させることが難しいのです。

上のブログ更新の例で言うと、5年続けていたとしても、配置換えで忙しくなって半年も休めば、その後余裕ができたとしても、そのブログを再開する気がほとんど起きなくなってしまうのです。

このようになってしまう大きい理由が、「再開するのはマイナスからのスタートという気がしてしまう」ということです。

ブログでも筋トレでもジョギングでも、半年も休めば、力は相当落ちています。全盛期に比べれば、ゼロからではなく、マイナスからのスタートになってしまいます。

そして、再開するときには、私たちはどうしても過去の全盛期の頃を基準にしてしまうので、その頃に戻すだけでも大変な気がしてきて、気持ちが萎えてしまうのです。

そして、モチベーションが上がらないまま、フェードアウトしていき、その習慣は永遠に失われてしまうのです。

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途絶えた習慣を再開するには

このように、途絶えた習慣を再開する際には、マイナスからのスタートになると感じてしまうので、まったくのゼロからスタートする場合に比べて、どうしてもモチベーションが下がってしまうことがネックになります。

これを解決するには、見方を変えることが有効です。

それはマイナスからではなく、プラスからのスタートなのだ、という見方です。

そもそも、ブログやジョギングや筋トレを何か月も何年もやっていたならば、かなり地力が付いているはずです。つまり客観的には、ゼロからのスタートではなく、プラスからのスタートなのです。

ジョギングをはじめて半年経って、1ヶ月休む。

再開した時には、確かに1ヶ月前よりは走力は落ちているでしょうが、始めた時よりはずっと長く、速く走れるはずです。

ブログも同じで、記事のクオリティや書くスピードなどは落ちるでしょうが、それでも始めた時よりはだいぶマシなはずです。さらに、それまでの記事の蓄積もあるので、ブログへのアクセス数もあるはずです。

しかも、再開して少し経てば、すぐに元の水準に戻せます。脳や筋肉の「記憶」はそう簡単には失われないのです。

実際にはプラスからのスタートとは思いにくい。ならどうする?

とは言え、実際にはプラスからのスタートと思って再開するのは難しいです。

あれほど慣れ親しんで一心同体になった習慣も、一度離れてしまうと、遠い存在に感じられてしまいます。

たとえば5年続いたブログを、半年離れてからまた開いてみたら、自分のブログではないような、よそよそしい感じがしてしまい、今さら再開する気が起きない、といったような経験は、あなたにもあると思います。

しかしそれは、単なる思い込みに過ぎません。そのブログの文章はすべてあなたが書いたもので、あなたの脳には、その記憶や経験がちゃんと残っています。

ですから、その思い込みを一旦はずして、虚心になってゼロからのスタートと思って再開してみることです。

客観的にはプラスからのスタートなのですが、そう思うのも実感として難しいでしょうから、(マイナスではなく)ゼロからのスタートだと、まっさらな気持ちで向き合いましょう。

一度習慣化できたことですから、ふたたび習慣化するのはとてもたやすいはずです。以前のように何か月もかからず、数週間で元に戻れる可能性が高いはずです。

そうやってふたたび習慣化すれば、また何事も無かったように続けることができます。その状態に戻せれば、その習慣は途絶えたものでも失われたものでもありません。

一瞬のブランクを挟んで「ずっと継続しているもの」として、ふたたびあなたの天性となるのです(習慣は第二の天性)。

まとめ

長く続けた習慣が、仕事やプライベートの環境の変化(残業が多くなった、引っ越したなど)で、途絶えた場合、再開するのは難しく感じます。

その理由として大きいのは、全盛期を基準として「マイナスからのスタート」と思ってしまうからです。「途絶えた習慣を再開する」と思うと、失ったものを取り戻す後ろ向きな作業に思えて、気が重くなってしまうのです。

客観的にはプラスからのスタートなのですが、なかなかそうは思えないのが人間です。

なので、ここは頭を切り替えて、「ゼロからのスタート」として、虚心に再開しましょう。

このように思うことによって「ゼロから積み上げていく」前向きな気持ちで再開することができます。

しかも、本当のゼロではなく、それまでの蓄積の上での再開なので、早い段階で元に戻れます。新しい習慣をはじめるより、遥かに簡単なはずです。

とにかく、ふたたび手をつける。

これが肝心です。

よしず後記

よしず

毎日2記事ペースで書いていた、ベンチプレスで100キロ挙げられた、1キロを4分で走れた、といった「過去の栄光」は忘れましょう。そこを基準点にしてしまうから、マイナスからのスタートの気がして萎えてしまうのです。

過去のことは忘れて、ゼロからスタートする、という意識で再開する。これで「再習慣化」への精神的ハードルはぐんと下がるはずです。