blog

ブログにアクセスが来ない、という悩みは、ブログを開設した当初は誰もが持つものだと思います。

すぐにアクセスを集めようと、小手先のテクニックをいろいろかじって実践しても、たいていうまくいかないはずです。

一瞬うまくいったように見えても、長期的には無益に終わることがほとんどでしょう。

ブログ初期のSEOが弱いときのみならず、強くなってからも通用する、普遍性のある対策を考えなければなりません。

ここでは、私の考えるその普遍的な対策について、理論と実践の両面から述べてみたいと思います。

広告

ブログにアクセスが来ない!どうすればいい?

kunou

アクセス数を気にしない。

いきなり結論ですが、これが一番です。

アクセス数を気にすると、特に最初のうちは、モチベーションがものすごく下がります。

だって、どんなにいい記事を書いたつもりになっても(本当にそれがいい記事だったとしても)、まず上に来ないですからね。

「こんなに頑張って、人の役に立ついい記事を心がけているのに、なぜアクセスが来ないのだろう」

そんな被害者的な思いにとらわれてしまうと、だんだんやる気が減退していき、しまいにはフェードアウトしてしまいます。多くのブログ運営者は、このジレンマに陥ってしまい、ブログを続けることができなくなってしまうのです。

なぜアクセス数を気にしてはいけないのか

こうなってしまう理由を端的に言うと、こうなります。

自分の実際の行為(ブログ記事を書くこと)と、その目的(アクセスを集めること)に直接的な関係がないから

どういうことなのでしょうか?

まず、「アクセスを集めること」というのは、あくまでも記事を書いてアップした結果であって、記事を書くという行為とは本質的に関係がありません。

極端な話、記事を書いただけでブログにアップしなければ、その記事にアクセスは集まりませんからね。

つまり、「記事を書くこと」と「アクセスが集まること」の間には、本質的には関係がない、ということです。

ですから、「記事をどんなに頑張っていいものに仕上げた」ところで、それと「その記事にアクセスが集まる」ことは、本質的に無関係なのです。

ここをまず押さえておく必要があります。

そしてこのことは、まだSEOの弱い、開設したばかりのブログには特によく当てはまるのです。

さらに悪いことに、これは基本的にどうしようもありません。どんなに頑張っても、開設一日目のブログで、月間100万件の検索ボリュームのあるキーワードで1位を取ることは、ほぼ不可能です。

ブログ初期段階では、たとえ記事をアップしたとしても、たいてい検索圏外にしかならないので、上で極端な例として挙げた「書いたままブログにアップしていない」状態と実質ほとんど変わらないのです。

ですので、「アクセスを集めること」を目的にして「記事を書くこと」は、そもそも行為と目的に関連性がほぼないので、当然結果が出ないということになります。

つまり、「そもそもできっこないことを目的にしておきながら、その目的を達成できなくて落ち込んでいる」状態なのですね。

広告

ブログ運営とダイエットは似ている

jogging

だからと言って、記事を書かないわけにはいきません。記事なくしては、アクセスも発生しないからです。

そういう意味では、ブログを書くことは、ダイエットのために運動する、という行為にとてもよく似ています。

減量するという目的と、運動するという行為は直接リンクしない。一日二日運動しても、体重はほとんど変わらない。だけど、運動しなければ痩せない。

しかし、ダイエットと同じで、ブログも続ければやがて必ず成果が出ます。そのためには書き続けなければなりません。

ダイエットのために走ることを始めたとしましょう。体重を減らすことばかり考えて走っても、まず続きません。

それなりにキツいし、「走る」という行為が、「ハラの肉を落とす」という目的とかけ離れて見えるため、無意味に感じてしまうからです。

続けるためには、走ることそのものを楽しめるようにならなければなりません。それが絶対条件です。逆に、走ることが楽しめるようになれば、自然に続けられ、体重もいつの間にか落ちていきます。

ブログ運営も、これとまったく同じことです。

続けるためには、書くことそのものを楽しめるようにならなければなりません。それが絶対条件です。逆に、書くことが楽しめるようになれば、自然に続けられ、アクセスもいつの間にか増えていきます。

これこそが、ブログにアクセスが来ないことに悩んでいる場合の、最大にして唯一の解決法なのです。

アクセス数を気にせずブログを楽しく書き続けるための具体的なやり方

アクセス数を気にしない最良の方法は、「アクセス解析を一切見ない」これに尽きます。最初はアクセスのことなど気にせずに、ひたすら記事をアップしていきましょう。

ブログ運営では、SEOのために、どんなキーワードで来ているのかを解析する必要は確かにあります。しかし、最初の10記事20記事で、解析するに足るほどのアクセスが来ることはまずない、と考えてください。

アクセス解析は、ある程度アクセスが来るようになった時点で、今後のブログ運営の戦略を練るために、ページビューだとか流入キーワードだとかを調べるために利用するものです。

まだ記事数が少ない時点で眺めては、一喜一憂するためのものではありません。

どうせ始めたばかりの時点では、「今日は5ビューしかない」とか「今日は20ビューもある」とか、そういうレベルにしかなりません。

こんなレベルで一喜一憂するのは、はっきり言って時間の無駄だし、精神の消耗です。

なので、流入キーワードとかアクセス数とかは一切気にせずに、ガンガン記事を書いていきましょう。

そのために一番いいのは、「アクセス解析を一切見ない」これに尽きます。

そして、アクセスのことは気にせず、ただひたすら目の前のメモ帳の白紙に、あなたが誰かに伝えたいことを吐き出していきましょう。その行為そのものに没頭していきましょう。

このとき、あなたはグーグルではなく、あなたの文章を読んでくれる誰かに向けて文章を書いているのです。それは幸福で楽しい時間になるはずです。

つまり、アクセス解析を一切見ないことによって、書く目的が、アクセスではなく、

書くことそのものに没頭し、その状態を楽しむこと

になるということです。繰り返しますが、これこそがブログでアクセスが来ないという悩みを解消する、唯一かつ最も本質的な方法なのです。

次のページでアクセスを見ずにブログ記事を書いていく具体的な手順と、本当にアクセスを見なくていいのか、その理由について掘り下げています。